令和５年度　健康管理委員研修会

　新型コロナウイルスが蔓延してから約３年が経過し、ようやく新型コロナ前の日常生活が戻ろうとしております。しかしながら、職場環境の変化、ご自身や家族の健康維持の難しさなど様々な問題を引き起こしています。また、日常生活の再開とともに、様々なハラスメントが増加し、特に「カスタマーハラスメント」は様々な形で企業活動や従業員のメンタルヘルスに悪影響を与えています。
　「カスタマーハラスメント」は様々な業種で発生すると考えられています。顧客からの特別扱いなど過剰な要求、暴言や脅迫など様々です。また、最近ではSNS上での企業や従業員に対する誹謗中傷も増えています。この「カスタマーハラスメント」は企業側も判断基準をもうける必要があり、特に「カスタマーハラスメント」を受けた従業員の心のケアも重要となっています。特に当健保加入の業種である旅行業や宿泊業は顧客と直接的に接する機会が多いので、発生しやすいと思われますので、対策は必須になります。

　そこで今回は企業が対処すべきハラスメント対策やカスタマーハラスメントなどから受ける従業員のメンタルヘルスへ不調などへの対処し、こころの健康維持につなげるかなどセルフケア（レジリエンス）を中心にセミナーを開催します。講師は一般社団法人日本産業カウンセラー協会でシニア産業カウンセラーとして活躍されている松崎 優佳先生にお願いしております。松崎先生は数多くの企業でメンタルヘルスの相談や職場改善などを経験されておりますので、対処方法を中心に講演頂きます。今回は、オンラインでのセミナーとし、健康管理委員や担当者のみならず、セルフケアを受講したい従業員の方も参加可能となっております。

　つきましては、カスタマーハラスメントやメンタルヘルス等健康管理対策に日々ご苦労をされている皆様にきっと役立つと確信していますので、是非ともご参加戴けますようにお願い申し上げます。